さ・し【狭し】
[形ク]せまい。「天地(あめつち)は広しといへど我(あ)がためは—・くやなりぬる」〈万・八九二〉
さ‐ま【狭間】
1 城壁・櫓(やぐら)・軍船のへさきなどに設け、内から外をうかがったり矢・鉄砲などを用いたりするための小窓。石狭間・矢狭間・鉄砲狭間・大砲狭間・隠し狭間などがある。 2 すきま。せまいあいだ。「...
さ‐まど【狭窓】
「狐窓(きつねまど)」に同じ。
さみ・する【狭みする/褊する】
[動サ変][文]さみ・す[サ変]《形容詞「狭(さ)し」の語幹+接尾語「み」+サ変動詞「す」から。狭くする、狭くみる意》見下げる。軽んじる。軽蔑する。「折節に人を—・した白頭翁(しじゅうがら)の声...
さ‐むしろ【狭筵】
1 幅の狭いむしろ。また、短いむしろ。〈色葉字類抄〉 2 むしろ。「—に衣かたしき今宵もや我を待つらむ宇治の橋姫」〈古今・恋四〉
さ‐やま【狭山】
小さい山。小山。また、山。「夕ざれに—の峰の郭公(ほととぎす)」〈経信集〉
さやま【狭山】
埼玉県中南部の市。狭山茶や野菜の産地。人口15.6万(2010)。
さやま【狭山】
大阪狭山市の旧町名。
さやま‐いけ【狭山池】
大阪狭山市にある溜め池。古事記に築造の記事の見える、日本最古の溜め池の一つ。
さやま‐きゅうりょう【狭山丘陵】
武蔵野台地西部にあり、東京都と埼玉県にまたがる丘陵。中央部に狭山湖・多摩湖がある。