たまきび‐がい【玉黍貝】
タマキビガイ科の巻き貝。潮間帯の岩礁上に群生し、貝殻は球状の円錐形。乾燥に強い。たまきび。
たまき‐やま【玉置山】
奈良県南部、吉野郡十津川村にある山。標高1076メートル。大峰山脈最南端、十津川と北山川の合流点北側に位置する。大スギで知られるほか、9合目に「熊野三社の奥の院」ともいわれる玉置神社がある。
たまき‐りゅう【玉置流】
和様書道の流派の一。御家流(おいえりゅう)の分派で、玉置半助を祖とする。
たまぎく‐どうろう【玉菊灯籠】
玉菊の追善のため新吉原で引手茶屋の軒ごとに掛け連ねた盆灯籠。年中行事の一つとなった。
たま‐ぎぬ【玉絹】
縦糸に生糸または玉糸、横糸に玉糸を用いて平織りにした絹織物。埼玉・福島・群馬県などの産。
たま‐ぎぬ【玉衣/珠衣】
玉を飾ったような美しい衣服。りっぱな衣服。たまごろも。「白妙の露の—上にきてからなでしこの花やねぬらん」〈夫木・九〉
たまぎぬ‐の【玉衣の】
[枕]美しい衣服のきぬずれの音から、その擬声語「さゐさゐ」にかかる。「—さゐさゐしづみ家の妹(いも)に」〈万・五〇三〉
たま‐ぎわ【球際】
球技で、ボールに対応した動作、またはボールの処理を行おうとするところ。多く、野球での捕球時や、サッカーでのボールの奪い合いの際などについていう。「—に強い選手」「—の攻防が激しい試合」
たま‐くしげ【玉櫛笥/玉匣】
[名]くしげの美称。「この箱を開きて見てばもとのごと家はあらむと—少し開くに」〈万・一七四〇〉 [枕] 1 くしげを開けたり蓋(ふた)をしたりするところから、「あく」「ひらく」「覆ふ」にかか...
たま‐くしろ【玉釧】
[名]玉をつないで作った腕輪。「其の女鳥の王の御手に纏(ま)かせる—を取りて己が妻(め)に与へき」〈記・下〉 [枕]手に巻く意から、「まく」「手に取り持つ」にかかる。「—まき寝(ぬ)る妹(い...