たま‐で【玉手】
玉のように美しい手。また、手の美称。「—さし交(か)へあまた夜も寝(い)ねてしかも」〈万・一五二〇〉
玉(たま)となって砕(くだ)くとも瓦(かわら)となって全(まった)からじ
《「北斉書」元景安伝から》男子たる者は、名誉のために死ぬことはあっても、いたずらに生きながらえるだけのつまらない生涯を送りたくはない。
たま‐とり【玉取り】
数個の玉を手で交互に投げ上げては受けとめる曲芸。品玉(しなだま)。弄丸(ろうがん)。
たまとり‐まつり【玉取祭】
福岡市箱崎町の筥崎(はこざき)宮の正月3日の祭り。木製の玉を裸になった大勢の若者が奪い合って豊年を占う行事。同様の行事が各地にある。玉せせり。
たま‐どこ【玉床】
ふしどの美称。「明日よりは我が—を打ち払ひ君と寝(い)ねずてひとりかもねむ」〈万・二〇五〇〉
たま‐どの【玉殿】
1 りっぱな御殿。 2 《稲荷神社の狐の像が宝の玉を持っているところから》狐のこと。「稲荷前をぶら付いて、かの—につままりゃせぬかの」〈浄・忠臣蔵〉
たま‐どめ【玉止め/玉留め】
裁縫で、縫い終わりの糸の端を布にとめるための結び方。→玉結び2
たまな【玉名】
熊本県北西部の市。菊池川の河港として発達。島原湾に面し、ノリの養殖やミカンの栽培などが盛ん。玉名温泉がある。平成17年(2005)10月、岱明(たいめい)町・横島町・天水町と合併。人口7.0万(...
たま‐な【玉菜/球菜】
キャベツの別名。
たま‐なえ【玉苗】
「早苗(さなえ)」に同じ。