たま‐の‐かんざし【玉の簪】
キジカクシ科の多年草。葉は長楕円形で、縁は軽く波打つ。夏から秋に、白色で香りのある花を総状につける。花は夕方開き、朝閉じる。中国の原産で、観賞用に栽培。
たま‐の‐こし【玉の輿】
1 貴人の乗るりっぱな輿。 2 女性が婚姻によって手にする富貴な身分。
玉(たま)の輿(こし)に乗(の)・る
女性が、高い身分の人や多くの財産を所有する人の妻になる。
たま‐の‐さかずき【玉の杯/玉の盃】
玉で作った杯。また、美しい杯。ぎょくはい。「思ふどちかり場の小野にまと居してさしこそかはせ—」〈丹後守為忠百首〉
玉(たま)の盃(さかずき)底無(そこな)きが如(ごと)し
《「韓非子」外儲説右上から》外見はきわめてよいが、肝心なところが欠けていて使いものにならないもののたとえ。
たまの‐し【玉野市】
⇒玉野
たまのしりつ‐たまのかいようはくぶつかん【玉野市立玉野海洋博物館】
渋川マリン水族館の正式名称。
たま‐の‐すがた【玉の姿】
玉のように美しい姿。「月日夜(つくひよ)は過ぐは行けども母父(あもしし)が—は忘れせなふも」〈万・四三七八〉
たま‐の‐はだ【玉の肌】
玉のように美しい肌。主に女性のなめらかな肌をほめていう語。たまはだ。
たま‐のり【玉乗り/球乗り】
曲芸の一。大きな玉の上に乗り、足で転がしながら種々の芸を演じるもの。また、その人。