い‐しょ【異書】
1 同一の書でありながら、字句に多少違うところのある書物。異本。「—の校合(きょうごう)」 2 めずらしい書。珍本。 3 儒書に対して、道家の書。仙術などに関する不可思議なことを記した秘本。
い‐ほん【異本】
1 同一原典に由来しながら、伝承の過程で本文の順序や組み立てなどに異同を生じた本。別本。→定本 →流布本(るふぼん) 2 世間にほとんど流布していない珍しい本。珍本。
きこう‐ぼん【希覯本】
古書や限定版など、世間で容易には見られない珍重すべき書物。希覯書。希書。珍本。
ちん‐しょ【珍書】
珍しい書物。珍本。珍籍。
ちん‐せき【珍籍】
珍しい書籍。珍本。珍書。
喉(のど)から手(て)が◦出(で)る
欲しくてたまらないことをたとえていう。「—◦出るほど欲しい珍本」
まめ‐ほん【豆本】
きわめて小型の本の総称。外国では、好事家に珍重される。聖書などに多く、日本では江戸時代の芥子本(けしぼん)・袖珍本(しゅうちんぼん)など。
涎(よだれ)を垂(た)ら・す
「涎(よだれ)が出る」に同じ。「収集家なら—・す珍本」