プランク‐エネルギー【Planck energy】
プランクが提唱したプランク単位系で表されるエネルギーの単位。プランクエネルギーEpはプランク定数h、光速度c、万有引力定数Gで定義され、Ep=1.956×109J(ジュール)となる。アインシュタ...
プルーム‐テクトニクス【plume tectonics】
《plumeは、もくもく上がる煙の意》地球の大規模な変動は、マントル内部に発生するホットプルームとコールドプルームの対流によって起こるという学説。1990年代前半に発展。プレートテクトニクスにお...
プレート‐テクトニクス【plate tectonics】
地震・火山活動・造山運動などの地球表面の大きな変動は、各プレートが固有の方向に動くために、プレートの境界で起こるという学説。海洋底拡大説を基に、プレートの概念を導入して体系化された理論で、196...
へんい‐でんりゅう【変位電流】
電束の時間的変化に伴って流れると想定した電流。マクスウェルが電磁場の理論において導入。電束電流。
ベナール‐たいりゅう【ベナール対流】
水平な液体層の下面を一様に加熱、または上面を冷却することで温度勾配をつくりだしたとき、規則的なパターンを伴って生じる対流。液体層の上方からみると、蜂の巣のようなパターンで配列した細胞状の渦の領域...
ベラヤティ‐ファギー
イスラム法学者が国を統治すべきとする理論。イラン革命の指導者ホメイニが提唱。革命後のイランではこれに基づく体制が敷かれている。
ベル【John Stewart Bell】
[1928〜1990]英国の物理学者。北アイルランド出身。ハーウェル原子力研究所を経て、1960年からCERNに勤務し、素粒子物理学の理論的研究と加速器の設計に従事。1964年、量子論では局所実...
ベル‐じっけん【ベル実験】
《Belle experiment》高エネルギー加速器研究機構(KEK)にある衝突型加速器、Bファクトリーで行われる実験。2000年代にCP対称性の破れを説明する小林益川理論が精密に検証され、平...
ペンタクオーク【pentaquark】
クオーク4個と反クオーク1個で構成されるハドロン。1960年代より理論的にその存在が予言され、日本の大型放射光施設SPring-8(スプリングエイト)で検出に成功したと報告があったが、同実験手法...
ほうげん‐しゅうけんろん【方言周圏論】
ある言語現象が中央から周辺地域に広まっていく過程は波紋のそれに類似していると考え、波紋の周辺にあたる方言圏のあちこちにかつて中央で使われた共通の古い形がみられると説く論。柳田国男の「蝸牛考(かぎ...