きぶね‐まつり【貴船祭】
6月1日に行われる京都貴船神社の祭礼。もと陰暦4月と11月の1日に行われ、4月の祭礼では付近に生える虎杖(いたどり)を採って、大きさや量を競い、虎杖祭とよばれた。貴船神事。《季 夏》
きらん‐そう【金瘡小草】
シソ科の多年草。道端に生える。茎は四方に広がり、地をはう。葉は長楕円形で、根元のものは放射状に出る。春、濃紫色の唇形の花が咲く。じごくのかまのふた。
きりん‐さい【麒麟菜】
ミリン科の紅藻。暖海の珊瑚礁(さんごしょう)などに生える。高さ10〜20センチ。円柱状で、二またの分枝を繰り返し、紫紅色。軟骨質で、乾くと角質になる。食用。琉球つのまた。
きん‐らん【金蘭】
1 《「易経」繋辞上から》非常に親密な交わり。非常に厚い友情。 2 ラン科の多年草。低山の木陰に生える。高さ約50センチ。葉は互生し、披針形で粗い縦じわがある。春、黄色の花を総状に10個ほどつけ...
きん‐りん【菌輪】
キノコの菌糸が土中に放射状に広がり、その先に子実体を生じるため、輪を描いたように生えるキノコ。欧米では妖精が踊った所といわれ、フェアリーリングまたはフェアリーサークルとよぶ。妖精の輪。菌環。
くさ‐そてつ【草蘇鉄】
コウヤワラビ科の多年生のシダ。山野の林中に生える。葉は根元から群がって出て長さ約1メートルになり、羽状に深く裂けている。春に出るぜんまい状の若葉は食用。雁足(がんそく)。こごみ。こごめ。
くさ‐ふじ【草藤】
マメ科の蔓性(つるせい)の多年草。山野の草むらに生える。葉は多数の小葉からなる羽状複葉で、先が巻きひげになる。夏、青紫色の花を総状につける。
くさ‐む・す【草生す/草産す】
[動サ五(四)]《「むす」は、生じる意》草が生える。草が生い茂る。「墓に—・す」「山行かば—・す屍(かばね)」〈万・四〇九四〉
くせ‐げ【癖毛】
妙に曲がったり、一部分だけ逆立ったりして生える、癖のある毛髪。
くちべに‐たけ【口紅茸】
クチベニタケ科のキノコ。夏から秋に山地の湿土上に生える。丸い頭部の頂端に朱紅色に縁どられた星状の裂け目がある。