だつ【奪】
[常用漢字] [音]ダツ(慣) [訓]うばう 他人のものを力ずくで抜き取る。うばう。「奪回・奪還・奪取/強奪(ごうだつ)・簒奪(さんだつ)・収奪・侵奪・争奪・剝奪(はくだつ)・与奪・略奪」
だつ‐りゃく【奪略/奪掠】
[名](スル)力ずくで奪い取ること。略奪。「家畜が—される」〈中島敦・李陵〉
ちょうもつ‐し【徴物使】
平安時代、中央の諸司・諸家に置かれ、地方からの調庸物の出納にあたった役人。地方に出向いて略奪行為を行うこともあった。
て‐ごめ【手込め/手籠め】
1 手荒い仕打ちをすること。力ずくで自由を奪い、危害を加えたり物を略奪したりすること。 2 暴力で女性を犯すこと。
とくせい‐いっき【徳政一揆】
室町時代、畿内周辺の地侍・都市下層民・農民などが幕府に徳政令の発布を要求して起こした一揆。また、かってに徳政と称して金融業者を襲い、略奪を行うものもあった。
ナンキン‐じけん【南京事件】
1927年、中国で北伐軍が南京を攻撃した際、列国領事館を略奪したという口実で、英国と米国の軍艦が南京を砲撃した事件。蒋介石(しょうかいせき)らの国民党右派が共産党と分裂するきっかけとなった。
ナンキン‐だいぎゃくさつ【南京大虐殺】
日中戦争初期の昭和12年(1937)、南京を占領した日本軍による、中国軍捕虜や一般市民に対する大規模な略奪・暴行・虐殺事件。
ば‐ぞく【馬賊】
清末ごろから中国東北地区に勢力を張って、略奪などを行った騎馬の武装集団。
バンダリズム【vandalism】
《破壊と略奪をほしいままにしたバンダル族の名から》芸術・文化の破壊行為。蛮行。
ひ‐ぞく【匪賊】
徒党を組んで略奪・殺人などを行う盗賊。