いぼ‐きさご【疣細螺】
ニシキウズガイ科の巻き貝。内湾の泥中にすむ。殻高約1センチ。殻には灰黒色の放射状の縞(しま)模様がある。
いぼ‐くさ【疣草】
ツユクサ科の一年草。水田や沼沢に生え、高さ約60センチ。全体に紅紫色を帯びる。葉は互生し、基部は茎を包む。夏から秋、薄紅色がかった白い花が開き、1日でしぼむ。俗に、この汁をつけるといぼが取れると...
いぼ‐じ【疣痔】
痔病の一。肛門の周辺にいぼ状の腫脹(しゅちょう)の生じる痔。痔核。
いぼじり【疣毟】
1 《「いぼむしり」の変化した「いぼうじり」の「う」の無表記》カマキリの古名。「—、かたつぶりなどを取り集めて」〈堤・虫めづる姫君〉 2 「疣毟巻」の略。
いぼじり‐まき【疣毟巻】
女性の髪形の一。髪を束ね、ぐるぐると巻いてピンなどで留めたもの。昭和初期ごろまで行われた。
いぼた【水蝋/疣取】
1 イボタノキの別名。 2 「水蝋蝋(いぼたろう)」の略。
いぼた‐の‐き【水蝋の樹】
モクセイ科の半落葉低木。山野に自生し、高さ約2メートル。枝は灰白色。葉は長楕円形で対生。初夏、白色の漏斗状の小花を密につける。実は黒紫色で楕円形。樹皮にイボタロウムシが寄生する。材は堅く、器具の...
いぼた‐の‐むし【水蝋の虫】
1 イボタガの幼虫。芋虫状で、体長は終齢で約8センチにもなる。頭部に黒い角(つの)があり、背は青白色。イボタノキ・モクセイなどの葉を食べる。古く肺結核・疳(かん)の薬とされた。 2 イボタロウム...
いぼ‐だい【疣鯛】
スズキ目イボダイ科の海水魚。全長約30センチ。体形はタイに似て、色は淡灰青色。体の中央部から上下に浅い溝が十数本走る。南日本に多く、夏季に美味。
いぼとり‐ぐさ【疣取草】
イボクサの別名。