しつ【疾】
[常用漢字] [音]シツ(漢) [訓]やまい とし はやい 1 やまい。病気。「疾患・疾病(しっぺい)/悪疾・眼疾・痼疾(こしつ)・痔疾(じしつ)・肺疾・廃疾」 2 速度がはやい。「疾走・疾風(...
しつ‐えき【疾疫】
流行病。疫病。
しつ‐げん【疾言】
物の言い方が早すぎること。「二十世紀の禁物は—と遽色(きょしょく)である」〈漱石・虞美人草〉
しつげん‐きょしょく【疾言遽色】
早口な物言いと、慌てた顔つき。
しつ‐らい【疾雷】
急に激しく鳴り響く雷。迅雷。《季 夏》
疾雷(しつらい)耳(みみ)を掩(おお)うに及(およ)ばず
《「六韜」竜韜・軍勢から》急に雷が鳴って耳をおおういとまがない。事態が急激で、対処するいとまがないことのたとえ。
と【利/鋭/疾】
《形容詞「と(利)し」の語幹から》するどいこと。すばやいこと。多く「利鎌(とかま)」「利心(とごころ)」など、複合語の形で用いられる。
とう【疾う】
《形容詞「と(疾)し」の連用形「とく」のウ音便》速く。すみやかに。「あゆみ—する馬」〈竹取〉 [名]ずっと以前。とっく。→疾(と)うから →疾うに
とう‐から【疾うから】
[副]早くから。前々から。とっくに。「—感づいていた」→疾(と)う
とう‐とう【疾う疾う】
[副]《「とくとく」の音変化》早く早く。さっさと。「少しもふた心あらん人々は、—これより帰らるべし」〈平家・一一〉