リンパけい‐フィラリアしょう【リンパ系フィラリア症】
リンパ系組織に寄生する糸状虫による感染症。熱帯および亜熱帯地域に見られる。蚊によって伝染し、リンパ浮腫・陰嚢水腫・象皮病などを起こす。リンパ系糸状虫症。
リンパ‐せつ【リンパ節】
リンパ管の所々にある粟粒大や大豆大の小器官。網状に結束した構造をもち、リンパ球やマクロファージなどが充満しており、リンパ中の異物・病原菌・毒素などを捕食したり免疫応答を行ったりして生体を防御する...
リンパみゃくかんきんしゅ‐しょう【リンパ脈管筋腫症】
平滑筋様の腫瘍細胞が肺・リンパ節・腎臓などで増殖する病気。主に妊娠可能な年齢の女性に発症する。指定難病の一つ。LAM(ラム)(Lymphangioleiomyomatosis)。
りん‐びょう【淋病/痳病】
淋菌の感染による性病。性行為のほか菌の付着した手やタオルからも感染する。2〜7日の潜伏期ののち、男性では尿道炎、女性では膣炎(ちつえん)として発症し、激しい排尿痛や灼熱感があり、膿(うみ)が出た...
るい‐そう【羸痩】
[名](スル)疲れてやせること。やせ衰えること。「長い闘病生活で—する」
るい‐びょう【羸病】
病み疲れること。病羸。「その—殊に甚だしく」〈中村訳・西国立志編〉
ルカーチ‐おんせん【ルカーチ温泉】
《Lukács gyógyfürdő》ハンガリーの首都ブダペストにある温泉。ドナウ川西岸、マルギット橋の近くに位置する。古代ローマ時代以来の歴史をもつ。1980年代に建てられた温泉施設には病院が...
る‐ちゅう【流注】
結核の病巣に生じた膿(うみ)が、組織の間を流れ下り、離れた場所にたまること。流注膿瘍(のうよう)。りゅうちゅう。
ルネ【(フランス)René】
シャトーブリアンの小説。「キリスト教精髄」第4部の「情熱の空漠性について」の挿話として発表。主人公の青年ルネの孤独や倦怠感は、後の時代の青年たちによる共感を得て、世紀病としてロマン主義の時代の若...
ルーゲーリッグ‐びょう【ルーゲーリッグ病】
《「ルー=ゲーリック病」とも》「筋萎縮性側索硬化症」の通称。米国のプロ野球選手ゲーリッグが罹患(りかん)したことから。