アメーバ‐せきり【アメーバ赤痢】
赤痢アメーバの経口感染によって大腸に潰瘍(かいよう)ができ、粘血便の下痢や腹痛などが起こる病気。しばしば慢性化し、再発を繰り返す傾向がある。
えき‐り【疫痢】
赤痢のうち、小児にみられる重症型のもの。顔面蒼白・血圧低下・ひきつけ・意識混濁などの症状を呈する。経過が急で死亡率が高いことから「はやて」ともよばれた。近年、発病はまれ。小児赤痢。《季 夏》
げ‐り【下痢】
[名](スル)大便が液状もしくはそれに近い状態で排泄(はいせつ)されること。腹下し。
コロリ
《ころりと死ぬ意から。コレラに「ころり」をかけてできた語》コレラのこと。 [補説]「虎狼痢」とも書く。
しゃ‐り【瀉痢】
はらくだし。下痢。
し‐り【止痢】
下痢(げり)を止めること。止瀉(ししゃ)。「—作用」
しゃく‐り【赤痢】
⇒せきり(赤痢)
せき‐り【赤痢】
急性の消化器系感染症の一。感染症予防法では、病原体によって細菌性赤痢(3類感染症)とアメーバ赤痢(5類感染症)に分けられる。飲食物を介して経口感染する。アメーバ赤痢は熱帯・亜熱帯に多く、日本では...
なめ【白痢】
下痢のひどいときの無色の粘液便。びゃくり。〈和名抄〉
はく‐り【白痢】
子牛に発生する、激しい下痢を特徴とする急性伝染病。大腸菌が感染して起こり、致死率が高い。子牛白痢。