しびり【痺り】
「しび(痺)れ」に同じ。「—が起こって、立ち居さへなりまらせぬ」〈虎明狂・痺り〉
しび・る【痺る】
[動ラ下二]「しびれる」の文語形。
しびれ【痺れ】
しびれること。からだの全部または一部の正常な感覚が失われ、自由がきかなくなる状態。一時的な神経の圧迫や血行障害などによって起こることが多く、短時間で回復する。
しびれ‐うなぎ【痺鰻】
デンキウナギの別名。
しびれ‐えい【痺鱝】
エイ目シビレエイ科の海水魚。浅海の砂泥底にすむ。全長約30センチ。体は扁平な円形、背面は褐色で不規則な暗色斑があり、体の中央に一対の発電器をもつ。南日本に分布。
痺(しび)れが切(き)・れる
長く座っていたりしたために、足の感覚がなくなる。痺れを切らす。
痺(しび)れ京(きょう)へ上(のぼ)れ
しびれがきれたとき、それをなおそうとして唱えるまじない。
しびれ‐ぐすり【痺れ薬】
麻酔薬の俗称。
しびれ‐なべ【痺れ鍋】
さまざまな具材を山椒や花椒で調味した鍋料理。舌がしびれるような刺激があることからいう。
しびれ‐なまず【痺鯰】
デンキナマズの別名。