レオナルドダビンチのほうほうじょせつ【レオナルドダビンチの方法序説】
《原題、(フランス)Introduction à la méthode de Léonard de Vinci》バレリーによる評論。1895年、文芸誌「N.R.F.(新フランス評論)」に発表され...
れき‐ようこう【暦要項】
国立天文台が毎年2月に官報で発表する翌年の暦。国民の祝日、日曜表、春分・秋分などの二十四節気および雑節、月の満ち欠けを表す朔弦望、日食・月食の日時などを記したもの。
レクイエム【れくいえむ】
郷静子の中編小説。死を目前にした女学生の戦争体験を描く。昭和47年(1972)発表。同年、第68回芥川賞受賞。
レノーレ【(ドイツ)Lenore】
ビュルガーの詩。1774年発表。ドイツ近代バラードの代表的作品。
レモン【檸檬】
梶井基次郎の短編小説。大正14年(1925)、同人誌「青空」の創刊号に発表した処女作。昭和6年(1931)、同名の作品集に収録。→檸檬忌2 俳句雑誌。昭和37年(1962)創刊。多田裕計主宰...
れんあいろん【恋愛論】
《原題、(フランス)De l'Amour》スタンダールによる評論。1822年発表。愛する人を想像力で美化してしまう心理的作用を表す「結晶作用(cristallisation)」の造語が有名。
れんかんき【連環記】
幸田露伴の短編小説。昭和16年(1941)「日本評論」誌に発表。露伴最後の作品で、慶滋保胤(よししげのやすたね)を中心に、平安時代の高僧と彼らをとりまく人々のつながりを描いた史伝。
れんしゅうちょう【練習帳】
《原題、(ギリシャ)Tetradio Gymnasmaton》ギリシャの詩人・外交官、セフェリスの詩集。1940年発表。
れんせい‐ブラックホール【連星ブラックホール】
二つ以上のブラックホールが互いに引力を及ぼし合っている連星系。ブラックホールは互いの周囲を公転し、重力波を放出することでエネルギーを失い、最終的に互いの軌道が近づいて合体すると考えられている。ブ...
れんらくいん【連絡員】
倉光俊夫の短編小説。満州事変を背景に、前線と新聞社との間を往復する連絡員を描く。昭和17年(1942)発表。同年、第16回芥川賞受賞。