しらなみごにんおとこ【白浪五人男】
歌舞伎狂言「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」の通称。
しらなみごにんおんな【白浪五人女】
歌舞伎狂言「処女評判善悪鏡(むすめひょうばんぜんあくかがみ)」の通称。
しらなみ‐の【白波の】
[枕]「白波」との関連から、「いちしろし」「よる」「かへる」などにかかる。「—いちしろく出でぬ人の知るべく」〈万・三〇二三〉
しらなみ‐もの【白浪物】
盗賊を主人公とした歌舞伎・講談などの総称。「白浪五人男」など。幕末期に流行し、河竹黙阿弥はその代表的作者。白浪狂言。
しら‐に【白煮】
醤油を使わず、材料を白く煮上げること。また、その煮上げたもの。「蓮根(れんこん)の—」
しら‐にぎて【白和幣】
《古くは「しらにきて」「しらにきで」とも》カジノキの皮の繊維で織った白布のにぎて。「榊の枝に—、青和幣(あをにぎて)を取り懸けて」〈太平記・三九〉
しらぬい【白縫】
[枕]地名「筑紫(つくし)」にかかる。「—筑紫の国に泣く子なす」〈万・七九四〉 [補説]上代特殊仮名遣いが異なるので「不知火(しらぬひ)」とは別。
しらぬいものがたり【白縫譚/白縫物語】
合巻。90編。柳下亭種員(りゅうかていたねかず)・2世柳亭種彦・柳水亭種清の合作。歌川豊国ら画。嘉永2〜明治18年(1849〜85)刊。大友宗麟の娘の若菜姫(白縫)の復讐(ふくしゅう)物語を中...
しらぬか‐きゅうりょう【白糠丘陵】
北海道南東部にある丘陵。十勝総合振興局と釧路総合振興局の境界を南北に連なる。農林業が主。
しら‐ぬり【白塗り】
銀めっきをすること。一説に、白土などで白く塗ること。また、そのもの。「をちこちに鳥踏み立て—の小鈴もゆらに」〈万・四一五四〉