うのはな‐おどし【卯の花威】
鎧(よろい)の威の色の一。白色であるのを卯の花に見立てての名。白糸威、白の唐綾(からあや)威、白革による洗い革威など。
うのはな‐がさね【卯の花襲】
襲の色目の名。表は白、裏は青。陰暦4、5月に用いた。
うのはな‐づくよ【卯の花月夜】
卯の花の白く咲いている月夜。うのはなづきよ。「五月山(さつきやま)—ほととぎす聞けども飽かずまた鳴かぬかも」〈万・一九五三〉
うば‐がみ【姥髪】
能の鬘(かつら)の一。毛髪が白または白黒まじりのもので、老女に用いる。
うば‐が‐もち【姥が餅】
滋賀県草津市の名物で、上に白砂糖をのせた指頭大のあんころ餅。近江(おうみ)国の郷代官であった六角義賢(ろっかくよしかた)に幼児を託された乳母(うば)が生計のために売りはじめたものという。
うば‐たま【烏羽玉】
1 ヒオウギの実。丸くて黒い。ぬばたま。 2 和菓子の名。求肥(ぎゅうひ)であんを包み、白砂糖をまぶしたもの。 3 サボテン科の植物ペヨーテのこと。
うば‐ゆり【姥百合】
ユリ科の多年草。常緑樹林の樹陰に生え、高さ約1メートル。葉は茎の中ほどにつき、楕円形で先がとがる。夏、緑白色の筒状の花が横向きに咲く。
うぶ・い【初い/初心い】
[形]《「うぶ(初心)」の形容詞化》生まれたままのように、世間ずれしていない。ういういしい。「『ごく—・いの』と力を込めて云って」〈白鳥・泥人形〉
ウポポイ
《アイヌ語で「大勢で歌うこと」の意》北海道白老町にある「民族共生象徴空間」の愛称。
うま‐すげ【馬菅】
カヤツリグサ科の多年草。水辺に生え、高さ50〜60センチで、スゲの中でも特に大きい。初夏、茎の先に白茶色がかった雄花の穂、その下に淡緑色の雌花の穂をつける。