しつ‐ざい【漆剤】
ゴムまたはコロジオンをアルコールなどの溶液に加えた製剤。魚の目・たこなどの皮膚病に用いる。
し‐はん【死斑/屍斑】
死んだ人の皮膚に現れる、紫赤色あるいは紫青色の斑点。血液が自重で沈降するために生じ、下側となった部分に死後2、30分から現れ、6〜10時間後には全面に及ぶ。その程度から死後経過時間や死因の推定が可能。
し‐はん【紫斑】
1 紫色の斑紋。 2 皮膚や粘膜の組織中に出血することによって起こる紫色の斑点。
し‐はん【紫瘢】
傷が治ったあと、皮膚に残る紫色の跡。
しはん‐びょう【紫斑病】
皮膚や粘膜に斑状の内出血が起こり、赤紫色を呈する病気の総称。血小板の減少や機能異常、血管の病的変化などで起こる。
しびと‐いろ【死人色】
死人の青ざめた気味の悪い顔色。また、そのような血の気のない皮膚の色。土気色。
しも‐やけ【霜焼け】
寒さのために皮膚の血管が麻痺(まひ)し、赤紫色にはれたもの。凍瘡(とうそう)。霜腫(ば)れ。《季 冬》「—の手をかくしけり袖の中/虚子」
しゅうび‐きん【皺眉筋】
表情筋の一つ。前頭骨の鼻部から起こり眉上方の皮膚につく。眉を下内側に引きよせ、眉間にしわをつくる。
しゅうれん‐ざい【収斂剤】
皮膚または粘膜のたんぱく質と結合して被膜を形成し、細胞膜の透過性を低下させる薬剤。酸化亜鉛・硫酸アルミニウム・タンニン酸など。
しゅしょう‐けんまく【手掌腱膜】
手のひらの中央にある強靭(きょうじん)な腱膜(けんまく)。手首から第2〜5指に向かって扇状に広がる。物をつかむときに手のひらの皮膚がずれないように支えたり、深部にある腱(けん)・血管・神経を保護...