ひ‐きん【皮筋】
骨や筋膜・腱(けん)などから起こり、皮膚につく筋肉の総称。皮膚を動かす随意筋で、顔面筋・広頸筋(こうけいきん)などがその例。
ひこう‐しん【粃糠疹】
皮膚の表層の角質が増殖して糠(ぬか)のようにはがれる症状。
ひし‐せん【皮脂腺】
皮膚の内層にあって、脂質を蓄積し、毛孔を通じて皮脂として体表に分泌する腺。手のひらと足のうら以外の全身にある。脂腺。
ひ‐しん【皮疹】
皮膚にあらわれる発疹(ほっしん)。
ひぜん‐だに【皮癬蜱】
ヒゼンダニ科のダニ。体長0.3ミリほどで、円盤形をし、第1・2歩脚に吸盤をもつ。人間の皮膚に寄生し、疥癬(かいせん)を起こす。疥癬虫。
ひ‐だこ【火胼胝/火斑】
火に長くあたったときに皮膚にできる、赤いまだらの模様。
ひとくい‐バクテリア【人食いバクテリア】
劇症型溶血性連鎖球菌感染症の原因となる細菌群の通称。発症後、急速に手足の筋肉や皮膚などを壊死させ、多臓器不全から死に至る場合もあることから。また、劇症型溶血性連鎖球菌感染症のこと。→溶血性連鎖球菌
ひ‐ない【皮内】
皮膚層の中。
ひない‐しん【皮内鍼】
日本で考案された鍼(はり)の一。特殊な鍼を皮膚に浅く刺し、絆創膏(ばんそうこう)で固定するもの。
ひび【皹/皸】
皮膚が寒さや乾燥のため荒れて細かい裂け目ができること。「—が切れる」《季 冬》