もう‐ほう【毛包】
皮膚内に陥入し、毛根を入れている袋状の上皮性の組織。毛嚢(もうのう)。
もうほう‐かんさいぼう【毛包幹細胞】
毛包上部の毛隆起(バルジ領域)と呼ばれる部分にある幹細胞。毛周期にともなって、毛球に移動し、分化して毛母細胞になる。また、皮脂腺・メラノサイトになる細胞をつくるほか、創傷時には表皮になる細胞を供...
もう‐まく【網膜】
眼球を覆う最も内側の膜。目の最も重要な部分で、外界の光を受けて像を結ぶ。視細胞と視神経の末端とが分布していて、視細胞から刺激が視神経によって脳に伝えられ、色や明暗を識別する。 [補説]神経網膜と...
もうまくしきそじょうひ‐しょう【網膜色素上皮症】
網膜の最外層にある網膜色素上皮に主な病巣が見られる疾患の総称。網膜色素上皮障害。 [補説]眼底の後極部に黄褐色の病巣が多数できる急性後部多発性小板状網膜色素上皮症や、脈絡膜から血液中の水分が滲み...
もうまく‐はくり【網膜剝離】
網膜の外層をなす色素上皮層から、内層をなす神経層がはがれた状態。初期症状として、目の前にほこりが浮いて見える飛蚊症(ひぶんしょう)や、目をつぶっても光がまたたいて見える光視症があり、進行すると視...
もく‐ひ【木皮】
木の皮。樹皮。ぼくひ。「草根—」
もく‐れいし【木茘枝】
ニシキギ科の常緑低木。暖地の海岸近くに生える。葉は対生し、楕円形で厚い。雌雄異株。3月ごろ、緑白色の小花を多数つける。実は熟すと果皮が裂けて赤い種子が現れる。
もく‐ろう【木蝋】
ハゼノキの果皮から圧搾によって得る油脂。主成分はパルミチン酸。漂白または脱色したものを晒蝋(さらしろう)といい、白色。日本の特産で、四国・九州および和歌山地方に産する。ろうそく・つや出しなどに使...
もち【黐】
《「糯(もち)」と同語源》 1 モチノキの別名。《季 花=夏 実=秋》 2 モチノキなどの樹皮を水に漬けてから煮て作る粘りけの強いもの。小鳥などを捕らえるのに使用。とりもち。
もち‐の‐き【黐の木】
モチノキ科の常緑小高木。海岸や山野に多い。葉は楕円形で厚く、つやがある。雌雄異株。4月ごろ、黄緑色の小花を密生し、丸く赤い実を結ぶ。庭木とし、樹皮から鳥もちを作り、材は狂いが少ないので細工物に用...