め‐いろ【目色】
目の色。目つき。眼光。「せつなく訴える—は濡れかがやいていた」〈康成・千羽鶴〉
め‐うえ【目上】
階級・地位や年齢が自分より上であること。また、その人。⇔目下(めした)。
め‐うち【目打ち】
1 千枚通し。 2 洋裁や手芸で、布に穴をあけたり、刺繍(ししゅう)の糸をさばいたりするときに用いる錐(きり)。 3 ウナギなどを裂くとき、その目に打ち込む錐。 4 製本で、とじ穴をあけること。...
め‐うつし【目移し】
目を移して他のものを見ること。「高麗(こま)もろこしの錦(にしき)綾(あや)をたち重ねたる—には」〈源・宿木〉
め‐うつり【目移り】
[名](スル)他のものを見てそのほうに心が引かれること。「よい品が多くて—する」
め‐おに【目鬼】
目のない怪物。「目も鼻もなかりけむ、—にやあらむ」〈源・手習〉
め‐おぼえ【目覚え】
忘れないための目印。また、見覚え。「戻りかかって大宅惟弘—つよき太刀袋」〈浄・祇園女御〉
め‐かい【目界】
目に映る範囲。視界。「—の見えぬ女の身」〈浄・百合若大臣〉
め‐かくし【目隠し】
[名](スル) 1 布などで目を覆って見えないようにすること。また、その覆うもの。「—してスイカ割りをする」 2 家の内部が外から見えないように覆い隠すこと。また、その覆い。はたいた。 3 「目...
めかくし‐おに【目隠し鬼】
手ぬぐいなどで目隠しをした鬼が、逃げ回る者たちを手探りで捕まえる鬼ごっこの一。逃げる者たちは「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」などとはやす。めんない千鳥。目無し児(ちご)。目無し鬼。