目(め)から鱗(うろこ)が落(お)・ちる
《新約聖書「使徒行伝」第9章から》何かがきっかけになって、急に物事の実態などがよく見え、理解できるようになるたとえ。 [補説]文化庁が発表した平成19年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い...
目(め)から鼻(はな)へ抜(ぬ)ける
非常に頭の働きのよいさま。また、抜け目なくすばしこいさまをいう。
目(め)から火(ひ)が◦出(で)る
頭を強くぶつけたとき、目の前が真っ暗になって光が飛び交うような感じがすることをいう。
め‐か・る【目離る】
[動ラ下二]《「めがる」とも》しだいに会わなくなる。「かくてはべるほどだに御—・れずと思ふを」〈源・須磨〉
め‐かれ【目離れ】
《「めがれ」とも》見なくなること。疎遠になること。「思へども身をし分けねば—せぬ雪の積もるぞわが心なる」〈伊勢・八五〉
目(め)が合(あ)・う
1 視線が合う。目と目が合う。「相手と—・わないようにする」 2 上下のまぶたが合う。眠る。多く打消しの語を伴って、よく眠れない意を表す。「目も合はず思ひ臥したるに」〈枕・一二五〉
め‐がお【目顔】
目つき。目の表情。また、顔つき。顔の表情。「—でそれとなく知らせる」
目(め)が泳(およ)・ぐ
不意をつかれるなどして、視点が定まらずに揺れ動く。「気持ちが動揺して—・ぐ」
目(め)が堅(かた)・い
夜が更けても眠りたがらない。「上(かみ)さんは感心に目の堅い方ですね」〈秋声・あらくれ〉
目(め)が利(き)・く
よしあしを見分ける能力をもっている。鑑識眼がある。「刀剣に—・く」