あい‐こ【相こ】
互いに勝ち負けや損得のないこと。五分と五分。相持ち。 [補説]「相子」とも書く。
あい‐ことな・る【相異なる】
[動ラ五(四)]互いに違っている。「—・る意見」「—・る二つの命題」
あい‐ご【相碁】
囲碁の腕前が同等なこと。また、その人。
あい‐ざしき【相座敷】
同じ座敷に居合わせること。「—に勧進比丘尼の美しき者が二人泊まってゐる」〈浮・御前義経記・三〉
あいざわ‐じけん【相沢事件】
昭和10年(1935)8月、皇道派の陸軍中佐相沢三郎が、統制派の陸軍省軍務局長永田鉄山少将を執務中に斬殺した事件。翌昭和11年(1936)の二・二六事件の伏線となった。永田事件。
あい‐し【相仕/相衆】
1 一緒に仕事をする者。「九右衛門、—ら招き寄せ、小声になって」〈浄・博多小女郎〉 2 組になって客に呼ばれる芸者。特に、江戸新吉原で、二人一組で客の席に出る芸者が互いに相手のことをこう呼んだ。
あい‐しょう【相性/合(い)性】
1 男女の生まれを暦の干支(えと)や九星などに当てて相生(そうせい)・相克を知り、二人の縁を定めること。中国の五行(ごぎょう)思想から出た考え方。→五行 2 互いの性格・調子などの合い方。「上司...
あい‐し・る【相知る】
[動ラ五(四)] 1 互いに知る。知り合う。「余と—・る頃より、余が借しつる書を読みならいて」〈鴎外・舞姫〉 2 深い契りを結ぶ。言い交わす。「在原なりける男の、まだいと若かりけるを、この女—・...
あい‐じゃく【相酌】
互いに酌をしあって酒を飲むこと。
あい‐じゃくや【相借家】
同じ棟の中にともに借家すること。また、その住人。相店(あいだな)。「—の内儀がそなたを肝煎(きもい)りくられて」〈浮・子息気質・二〉