けしょう‐わざ【化粧業】
体裁を繕うだけの真実性のない行為。「腹を切らうと申すとも、よも切らせはなされまい。すればいらぬ—」〈浄・薩摩歌〉
け‐もん【仮門】
仏語。真実の道に入らせるための方便として仮に設けられた教え。浄土真宗で、念仏以外の自力の諸善をいう。⇔真門。
げ‐ご【解悟】
仏語。迷いから解き放たれて、真実の道理を悟ること。悟りを開くこと。
こ‐け【虚仮】
[名] 1 思慮の浅いこと。愚かなこと。また、その人。「—の一念」 2 仏語。真実でないこと。外面と内心とが一致しないこと。 [接頭]名詞などに付く。 1 見せかけだけで中身のない意を表す。...
こころ‐いき【心意気】
1 気だて。心ばえ。特に、さっぱりした気性。「あの鼠小僧と云う野郎は、第一—が嬉しいや」〈芥川・鼠小僧次郎吉〉 2 物事に積極的に取り組もうとする気構え。意気込み。気概。「—を示す」 3 気どる...
こたい‐しゅぎ【個体主義】
世界は個体からなり、それらだけが真実在であって、普遍的なものは第二義的、非本質的なものにすぎないとする立場。個体を個々人ととれば、個人主義を意味する。
こんごう‐しん【金剛心】
金剛のように堅固不動な菩薩(ぼさつ)の心。真宗では、他力回向(たりきえこう)の真実信心をいう。
こんごうちょう‐ぎょう【金剛頂経】
大乗経典。不空訳「金剛頂一切如来真実摂大乗現証三昧大教王経」3巻、金剛智(こんごうち)訳「金剛頂瑜伽中略出念誦(ねんじゅ)経」4巻のほか施護(せご)訳がある。「大日経」と並ぶ真言密教の根本経典で...
ごきょう‐ろん【護教論】
1 自分の宗教や信仰を批判や攻撃から守り、その真実性を明確にしようとする理論。 2 キリスト教神学の一部門。異教徒からの非難・攻撃に対し、キリスト教の真理を弁護・弁証する論。弁証論。
ごまかし
だまして人目を欺くこと。でまかせを言って真実を隠すこと。「彼には—がきかない」 [補説]「誤魔化し」「胡麻化し」などと当てて書く。