しんごん‐しちそ【真言七祖】
真言宗で崇拝される七人の祖師。大日如来・金剛薩埵(こんごうさった)・竜猛(りゅうみょう)・竜智・金剛智・不空・恵果(けいか)。または、竜猛・竜智・金剛智・不空・善無畏(ぜんむい)・一行・恵果。
しんごん‐しゅう【真言宗】
日本仏教の宗派の一。大日如来を教主とし、身口意(しんくい)三密の加持力で即身成仏(じょうぶつ)させるのを本旨とする。9世紀初め、入唐した空海が密教を恵果に学び、帰国して一宗を開いた。真言陀羅尼(...
しんごん‐しんとう【真言神道】
真言密教の教義に組み入れて解釈した神道。天照大神(あまてらすおおみかみ)は胎蔵界大日如来であり、豊受大神は金剛界大日如来であるとする。→両部(りょうぶ)神道
しんごん‐だらに【真言陀羅尼】
密教の、短い呪文(じゅもん)の真言と、長い呪文の陀羅尼。
しんごんだらに‐しゅう【真言陀羅尼宗】
真言宗の異称。
しんごん‐はっそ【真言八祖】
真言宗で崇拝される八人の祖師。大日如来以下の真言七祖に空海を加えた付法の八祖と、竜猛(りゅうみょう)以下の真言七祖に空海を加えた伝持の八祖とがある。
しんごん‐ひみつ【真言秘密】
真言密教の秘密の法門。真言陀羅尼(だらに)の秘密。
しんごん‐みっきょう【真言密教】
大日如来の秘密真実の教法。空海の開いた真言宗をさす。金剛乗。金剛乗教。→密教
しんごん‐みょうてん【真言妙典】
密教経典の尊称。
しんごん‐りっしゅう【真言律宗】
律宗の一派。真言宗の教義を旨とし、四分律・梵網戒(ぼんもうかい)を併せて修学する宗派。鎌倉時代、睿尊(えいぞん)を祖として興る。総本山は奈良市の西大寺。