知(し)らぬは亭主(ていしゅ)ばかりなり
妻の不貞を周囲の者は知っていて、夫だけが気づかないこと。また、当人だけが知らないで平気でいることのたとえ。
知(し)らぬ仏(ほとけ)より馴染(なじ)みの鬼(おに)
疎遠な人よりは、懇意にしている人のほうがまさるということ。
しらぬ‐よ【知らぬ世】
[連語] 1 過去。昔。「—の夢の行くへも尋ねみん物いひかはせ軒の橘」〈藤川五百首〉 2 死んだのちの世。来世。「—の深き煙(けぶり)も晴れぬらん雲ゐる寺を出づる光に」〈夫木・三四〉 3 見知ら...
しられ‐ざる【知られざる】
[連語]《動詞「知る」の未然形+受け身の助動詞「れる」の未然形+文語の打消しの助動詞「ず」の連体形》おおやけに知られていない。まだ誰も知らない。「—真実」
しられざるにっぽんのおもかげ【知られざる日本の面影】
《原題Glimpses of Unfamiliar Japan》小泉八雲による英語の著作。明治27年(1894)米国で出版。「日本人の微笑」など、当時欧米ではよく知られていなかった日本の一般庶民...
しらん‐かお【知らん顔】
[名](スル)知らぬ顔。知らんぷり。「あいさつしても—される」
しらん‐ぷり【知らん振り】
[名](スル)《「しらぬふり」の音変化》知っているのに知らないようなそぶりをすること。知らないふり。「—して通り過ぎる」
しり‐あい【知(り)合(い)】
互いに相手を知っていること。また、その相手。知人。「長年の—」
しり‐あ・う【知(り)合う】
[動ワ五(ハ四)]互いに相手のことを知っている。知り合いになる。「サークルで—・う」「仕事を通して—・う」
しり‐お・く【知り置く】
[動カ五(四)]知って覚えておく。了承しておく。「よろしくお—・きください」