いし‐ぶし【石伏】
《小石の多い水底にいる魚であるところから》 1 ウキゴリの別名。 2 ドンコの別名。 3 ヨシノボリの別名。
いしぶたい‐こふん【石舞台古墳】
奈良県高市郡明日香村島庄にある飛鳥時代の古墳。巨大な横穴式石室が露出し、天井石が舞台のように大きいためにこの名がある。蘇我馬子(そがのうまこ)の墓とする説もある。
いし‐ぶね【石船】
1 石材を運搬する船。 2 石でつくった浴槽。いしぶろ。「裸身(はだかみ)を、もしやとずっぷり—にひたせば」〈浄・女護島〉
いし‐ぶみ【石文/碑】
事績を後世に伝えるため、文字などを刻んで建てる石。石碑(せきひ)。碑(ひ)。 [補説]書名別項。→碑
いし‐ぶろ【石風呂】
1 石でつくった浴槽。 2 岩屋・石室の蒸し風呂。石を焼いて水を注ぎ、その湯気を浴びる。「百姓ども御馳走に—をたき」〈咄・きのふはけふ・上〉
いし‐へん【石偏】
漢字の偏の一。「砂」「砲」などの「石」の称。
いしべ【石部】
滋賀県湖南市の地名。もと東海道五十三次の宿駅。古くから石灰を産出した。磯部(いそべ)ともよばれた。
いし‐べい【石塀】
石でつくった塀。
いしべ‐きんきち【石部金吉】
《石と金の二つの硬いものを並べて人名のようにした語》非常にきまじめで物堅い人。特に、女色(じょしょく)に迷わされない人。また、融通のきかない人物。
石部金吉(いしべきんきち)金兜(かなかぶと)
石部金吉に金(かね)の兜(かぶと)をかぶせたような人。極端に融通のきかない人のたとえ。