たんけい‐けん【端渓硯】
端渓石で作った硯(すずり)。美しい斑文(はんもん)があり、墨のおりもよく、古来珍重される。
はつ‐すずり【初硯】
書きぞめ。《季 新年》
ひぐらしすずり【日暮硯】
江戸時代、信州松代藩家老恩田杢(おんだもく)による藩政改革の事績を筆録した書。1巻。著者・成立年未詳。恩田は宝暦4年(1754)家老に就任、改革に実績をあげた。
ひっ‐けん【筆硯/筆研】
1 ふでとすずり。転じて、文章を書くこと。「—に親しむ」 2 主に手紙文で、文筆を職業とする人の生活についていう語。「—益々御清栄の段」
ふところ‐すずり【懐硯】
携帯できる小型の硯(すずり)。懐中(かいちゅう)硯。
やたて‐の‐すずり【矢立ての硯】
箙などの中に入れて陣中に携帯した小さい硯箱。