オストラシズム【ostracism】
紀元前5世紀、古代ギリシャで行われた僭主(せんしゅ)出現防止のための市民投票。僭主の可能性のある者の名を陶片(オストラコン)に書いて投票したためこの名がある。票が一定数に達すると、指名された者は...
オブザーバー‐こっか【オブザーバー国家】
国連などの国際機関や国際会議で、正式な加盟国や参加国以外に、一定の参加資格を与えられた国のこと。会議に出席して発言したり提案することはできるが投票権はないなどの制限がある。→国連オブザーバー
オーストラリアン‐バロット【Australian ballot】
1856年、オーストラリアで採用された投票制度。あらかじめ候補者の氏名を印刷しておき、これに順位や○×などを記入する。
かい‐ひょう【開票】
[名](スル)投票箱を開いて、投票の結果を調べること。「即日に—する」「—速報」
かいひょう‐りつ【開票率】
選挙区、または開票所ごとの、投票総数に対する開票済みの票数の割合。
カウンター‐デモクラシー【counter-democracy】
デモや国民投票など、選挙以外のさまざまな方法によって、政府を監視・牽制し、民意を反映させようとすること。代表民主制を補完するものとして、2006年にフランスの歴史学者ピエール=ロザンバロンが示し...
かくう‐じゅんかんとりひき【架空循環取引】
企業が売上高の水増しを図るための不正な取引。実際の商品は存在せず書類だけで行われるもので、ある会社の販売した架空の商品が複数の会社に転売され、元の会社に戻る形をとる。元の会社はこの操作を繰り返し...
かくし‐きしょう【隠し起請】
《室町時代、犯人を探すときなどに、住民に起請文つきの無記名投票を行わせたところから》入れ札。投票。
かぜ‐だのみ【風頼み】
選挙において、積極的な活動を行わず、その時の風潮によって動く浮動票をあてにすること。「—の政党」
かため【固め】
1 堅固にすること。また、確実にすること。「票の—に入る」 2 かたい約束。契り。「夫婦の—をする」 3 警備。守護。「列侯へ海岸の—を命ぜられる」〈条野有人・近世紀聞〉