むぎ‐の‐あき【麦の秋】
「麦秋(ばくしゅう)」を訓読みにした語。《季 夏》「青雲と白雲と耀(ひか)り—/草城」
もう‐しゅう【孟秋】
《「孟」は初めの意》秋の初め。初秋。また、陰暦7月の異称。《季 秋》
やまぐにのあき【山国の秋】
日本画家、東山魁夷の作品の一。東山が東京美術学校日本画科在学中の昭和4年(1929)、帝展に初めて出品し、入選した作品。
ゆく‐あき【行く秋】
過ぎ去っていこうとする秋。晩秋。《季 秋》「—をしぐれかけたり法隆寺/子規」
よく‐しゅう【翌秋】
翌年の秋。
よる‐の‐あき【夜の秋】
秋の気配の感じられる、夏の終わりの夜。《季 夏》「涼しさの肌に手を置き—/虚子」
らい‐しゅう【来秋】
来年の秋。
りっ‐しゅう【立秋】
二十四節気の一。太陽の黄経(こうけい)が135度に達する日をいい、太陽暦で8月8日ごろ。暦の上で秋の始まる日で、以降の暑さを残暑という。《季 秋》「—の雨はや一過朝鏡/汀女」
りょう‐しゅう【涼秋】
1 涼しい秋。「—の候」 2 陰暦9月の異称。
りょししゅんじゅう【呂氏春秋】
中国、秦の宰相呂不韋(りょふい)が門下に集まった食客の著作を編集した書。26巻。道家・儒家思想を主とし、先秦の諸家の学説を網羅したもので、12紀・8覧・6論からなる。呂覧(りょらん)。