はな【端】
《「鼻」と同語源》 1 物の突き出た先の所。先端。はし。「岬の—」 2 物事の初め。最初。「話の—を押さえる」「—から相手にされない」 3 動詞の連用形の下に付き、その動作・状態に入ったすぐ後の...
はな‐ぎ【端木】
材木の切れはし。
はな‐さき【鼻先】
1 鼻の先端。鼻の頭。「—でせせら笑う」 2 目の前。「—に証拠品を突きつける」「—に札束をちらつかせる」 3 (「端先」とも書く)物の先端。「岬の—」
はな‐ばん【端番】
1 最初の当番。 2 歌舞伎劇場の出方で、木戸の前に出て客を場内に案内した者。
はな‐ぼう【端棒】
1 駕籠などの先を担ぐ人。先棒。 2 先に立って事をすること。また、その人。「おれが—で付いて見せねえぢゃあいかねえはさ」〈滑・浮世床・初〉
は‐ぬい【端縫い】
1 「はしぬい」に同じ。 2 和服を洗濯して伸子張(しんしば)りで仕上げるために、解いて反物状に縫い合わせること。
は‐ば【端場】
義太夫節で、一場の筋の発端となる部分。一段を口(くち)・中(なか)・切(きり)に分けたとき、口と中の部分。→切場(きりば)
は‐ほん【端本】
全集などひとそろいの書物で、欠けている部分があるもの。また、ひとそろいの書物の一部。零本(れいほん)。→完本
は‐むしゃ【端武者/葉武者】
身分の低い、取るに足りない武者。雑兵(ぞうひょう)。木端武者(こっぱむしゃ)。
は‐もの【端物】
1 一部が欠けていて、ひとそろいにならないもの。はんぱもの。はしたもの。「コーヒー茶碗の—」 2 まとまった量にならないもの。また、単発的なもの。「—の印刷を引き受ける」 3 新内節で、義太夫節...