えみ‐ひろご・る【笑み広ごる】
[動ラ四]満面に笑みを浮かべる。笑い崩れる。「女ばら、物のうしろに近づき参りて、—・りて聞き居たり」〈源・宿木〉
えみ‐ま・ぐ【笑み曲ぐ】
[動ガ下二]顔つきを崩して大いに笑い喜ぶ。「講師、—・げて、よしと思ひたり」〈宇治拾遺・九〉
え・む【笑む/咲む】
[動マ五(四)] 1 にこにこする。笑い顔になる。「細く長き眼は常に—・めるが如く」〈柳浪・黒蜥蜴〉 2 花が咲きはじめる。つぼみがほころびる。 3 果実が熟して裂け開く。「綿の綺麗に—・んでる...
エル‐オー‐エル【LOL】
《laughing out loud》英語圏のインターネットで俗に使われる記号の一。「大笑い」を表す。→ダブリュー10
おお‐ばなし【大話】
1 盛んに話し込むこと。長話をすること。また、その話。「ちとお上んさい。今—があるところです」〈左千夫・隣の嫁〉 2 民間説話の一種。空想的な誇張を次々と展開させる類のもの。特に、聞いてみんなが...
おお‐わらい【大笑い】
[名・形動](スル) 1 大声を上げて笑うこと。哄笑(こうしょう)。「落語を聞いて—する」 2 物笑いのたね。また、物笑いになるさま。「私の身にも—な珍事が出来ました」〈福沢・福翁自伝〉 3 猥...
おかし
平安時代、「もののあわれ」と並ぶ美的理念の一。枕草子の主調美で、知的興味をそそられる感覚的、直観的な明るい情趣。室町時代以降は、こっけいの意で用いられ、狂言・俳諧・狂歌などの笑いの文学の底流とな...
おかし・い
[形][文]をか・し[シク] 1 (「可笑しい」と当てても書く)普通とは違うところがあって笑いたくなるさま。 ㋐珍妙な言動・状況などがおもしろくて、思わず笑いたくなる。こっけいである。「この漫画...
おし‐ころ・す【押(し)殺す/圧し殺す】
[動サ五(四)] 1 おさえつけて殺す。圧殺する。 2 感情などをおさえつけて、外へ表れないようにする。「笑いを—・す」「—・したような声」
頤(おとがい)を解(と)・く
《「漢書」匡衡伝から》あごを外すほど大きな口を開けて笑う。大笑いをする。「いまだその詞を出ださざるに、万人の—・く」〈新猿楽記〉