きいたか‐ぼうず【聞いたか坊主】
歌舞伎で、幕あきに「聞いたか聞いたか」「聞いたぞ聞いたぞ」と言い合いながら坊主姿で登場して、その狂言の筋などを知らせる役。「道成寺」「鳴神」などに出る。
きき‐あらわ・す【聞き現す/聞き顕す】
[動サ四]聞いて、明らかにする。「かく忍ぶる筋を—・しけり」〈源・手習〉
きくごろう‐じま【菊五郎縞】
浴衣(ゆかた)・手拭(てぬぐ)いなどに用いられる格子縞の一種。歌舞伎役者の3世尾上菊五郎が用いて流行したもの。4本と5本の筋を組み合わせた格子の中に「キ」と「呂」の文字を交互に配し、四と五を加え...
きざ【刻/段】
きざみつけた筋。きざみめ。「引かかるよう、—が入れてあるのじゃから」〈鏡花・高野聖〉
きざ・む【刻む】
[動マ五(四)] 1 刃物で物を細かく切る。「ネギを—・む」 2 物の形を彫りつける。彫刻する。「仏像を—・む」 3 刃物などで筋状に切れ目を入れる。また、彫ったような凹凸をつける。「文字を碑に...
き‐し【起始】
1 物事の起こり。はじめ。 2 骨格筋の端が骨などに付着する部位で、体の中心に近い方、またはその筋肉が収縮したときに動きが少ない方をいう。また、筋肉がそこからもう一方の端に向かって伸びていること...
きし‐けん【起始腱】
骨などに付着する筋肉の一方の端の呼称。運動時に動きの少ない方、または心臓に近い方の腱(けん)をいう。→停止腱
きず【傷/疵/瑕】
1 切る、打つ、突くなどして、皮膚や筋肉が裂けたり破れたりした部分。「深い—を負う」 2 物の表面の裂け目や、欠けたりした部分。「レンズに—がつく」 3 人の行為・性質・容貌(ようぼう)などや物...
きっこう‐きん【拮抗筋】
互いに反対の作用を同時に行う一対の筋肉。伸筋と屈筋、外転筋と内転筋など。
きてい‐まく【基底膜】
1 上皮・筋・神経組織が結合組織と接する所にある膜状のもの。ムコ多糖類に富む。 2 内耳の蝸牛(かぎゅう)内部を蝸牛管・前庭階・鼓室階に仕切っている膜。