座(ざ)を組(く)・む
あぐらをかく。くつろいで座る。「女は亭主と—・みて、お家様顔してゐたりける」〈浄・重井筒〉
し‐けつ【四穴】
日本の楽器の調律に用いた器具。長さ約8センチ、直径約1.5センチの竹または象牙製の筒状の管で、一端を和紙でふさぎ、管の前面に三つ、背面に一つの指孔を設けたもの。和紙をはじいて音を出し、指孔の押さ...
しころ‐ずきん【錏頭巾】
1 円筒の頭巾の縁に頭や両ほおを覆うための布をつけて垂らしたもの。 2 ⇒宗十郎頭巾(そうじゅうろうずきん)
ししん‐らん【ししん蘭】
イワタバコ科の小低木。大木の幹に着生する。葉は細長く、輪生する。夏、淡紅色で筒形の花を開く。本州中部以南に分布。
した‐ぞめ【下染(め)】
[名](スル) 1 本染めの前の準備として染めること。混用できない二種以上の染料で染めるとき、その一種でまず染めるなど。下掻き。 2 物事を思いどおりに運ぶためにあらかじめしておく準備。「酔うた...
しと‐づつ【尿筒】
竹筒で作った溲瓶(しびん)。昔、貴人の外出時などに、従者に持たせた。こようづつ。
品(しな)無(な)・し
1 品がない。下品だ。「心やすくうち棄てざまにもてなしたる、—・きことなり」〈源・常夏〉 2 あいきょうがない。無愛想だ。「御手をじっとしめ給へば、—・くぴんと振り放し」〈浄・井筒業平〉
シフター【sifter】
粉をふるう器具。底に金網を張った筒形の容器に、粉を攪拌(かくはん)する部分が組み込まれている。ハンドルを動かして粉をふるう。
しまい‐つ・く【仕舞ひ付く】
[動カ四]始末がつく。きまりがつく。片がつく。「徳兵衛も—・かず、ことばなければ」〈浄・重井筒〉
しゃしん‐てんちょうとう【写真天頂筒】
天頂付近を通過する恒星を写真によって観測し、時刻と緯度を測定する特殊な望遠鏡。筒は鉛直に固定してあり、水平に180度回転できるレンズ・水銀反射盤・写真乾板からなる。