もくせいさいがみだればこ【木製彩画乱筥】
江戸時代中期の陶工・画家、尾形乾山による工芸作品の一。桐材の素地に絵付けした箱で、外側にはすすき、内側には波に千鳥の図が描かれている。国指定重要文化財。大和文華館蔵。武蔵野隅田川図乱箱。
やない‐ばこ【柳筥】
柳の細枝を編んだ箱。また、柳の木を細長く三角に削って寄せ並べ、生糸やこよりで編んだ蓋(ふた)つきの箱。硯(すずり)・墨・筆・短冊や冠などを納めた。後世、蓋の足を高くして台として用い、冠・経巻など...
やなぎ‐ばこ【柳筥】
⇒やないばこ
らん‐ばこ【覧箱/覧筥】
《「ごらんばこ(御覧箱)」の略》貴人に見せる文書や宣旨などを入れる箱。藤葛(ふじかずら)で編み、ふたのあるもの。「院宣をば、—に入れられたり」〈平家・八〉