たま‐ばはき【玉箒】
《「たまははき」とも》 1 玉の飾りをつけたほうき。正月の初子(はつね)の日に蚕室を掃くのに用いた。「初春の初子(ね)の今日の—手に取るからに揺らく玉の緒」〈万・四四九三〉 2 ほうきを作る草の...
たま‐ぼうき【玉箒】
1 「たまばはき」に同じ。「憂を掃う—と云う訳(わけ)かね」〈蘆花・黒潮〉 2 タムラソウの別名。
ちゃ‐ぼうき【茶箒】
茶の湯で、風炉(ふろ)などのちりを払うのに用いる小さい羽ぼうき。
て‐ぼうき【手箒】
片手で使う柄の短いほうき。
とり‐ぼうき【鳥箒】
鳥の羽で作ったほうき。羽箒(はぼうき)。
はね‐ぼうき【羽箒】
「はぼうき(羽箒)」に同じ。
は‐はき【箒/帚】
《「羽掃き」の意で、古く鳥の羽毛を用いたところからという》ほうき。「庭はくとて、—を持ちて」〈かげろふ・下〉
は‐ぼうき【羽箒】
鳥の羽で作った小形のほうき。茶道具・香道具などとして用いる。はねぼうき。
は‐ぼうき【葉箒】
棕櫚(しゅろ)の葉などで作ったほうき。
ほうき【箒/帚】
《「ははき」の音変化》ちりやごみなどをはく掃除道具。竹の枝・シュロ・ホウキギ・わらなどで作る。