せち‐こそで【節小袖】
正月の節振る舞いに着用する小袖。せつこそで。せちごろも。《季 新年》
せち‐ごと【節事】
節日(せちにち)の食事。節供(せちく)。
せち‐にち【節日】
季節の変わり目にあたって祝事をする日。元日・白馬(あおうま)・踏歌(とうか)・端午・相撲(すまい)・重陽(ちょうよう)・豊明(とよのあかり)などの行事のある日。せつじつ。
せつ‐じつ【節日】
⇒せちにち(節日)
せち‐の‐はた【節の旗】
さおの頂上に、牛の尾の黒い毛または黒く染めた苧(お)を束ねて垂らしたもの。即位や御禊(ごけい)の儀式に用いる。大頭(おおがしら)。節下(せちげ)。
せち‐ぶるまい【節振る舞ひ】
節日(せちにち)に人に振る舞うごちそう。特に、正月に催す饗応。せち。《季 新年》「盆、正月の—」〈浄・鑓の権三〉
せちぶん‐たがえ【節分違へ】
平安時代の風習で、節分の日に行う方違(かたたが)え。「—などして夜ふかく帰る」〈枕・二九八〉
せち‐ほだ【節榾】
正月にいろりで燃やす、丸太ほどの太さの薪。
せちみ【節忌】
《「せちいみ」の音変化》斎日(さいにち)に肉食をせず精進すること。また、精進すべききまった日。「船君(ふなぎみ)、—す」〈土佐〉
せち‐よび【節呼び】
正月や盆などの節日(せちにち)に、本家が親類の者を、または、親方が子方を呼んでご馳走をすること。