よう‐よう【夭夭】
[ト・タル][文][形動タリ]若若しく美しいさま。顔色が穏やかでのびのびしているさま。「桃の—たる時節にはあらねども」〈鉄腸・花間鶯〉
よ‐おき【夜起き】
1 夜中に起きること。〈文明本節用集〉 2 揚屋で客が夜中に起き出して酒を飲み興じること。「この里の—のおもしろさ」〈浮・諸艶大鑑・一〉
よこ‐ね【横根】
1 横にのびた根。 2 両足の付け根のリンパ節が炎症を起こして腫れたもの。梅毒など性病が原因で起こるものが多い。便毒。横痃(おうげん)。
よさ‐こい
《「よ(夜)さりこ(来)い」の音変化》「よさこい節」の略。
よさこい‐まつり【よさこい祭】
高知県高知市で8月10、11日に行われる祭り。よさこい節やそれをアレンジした楽曲に合わせ、両手に鳴子を持って練り踊る。昭和29年(1954)に始まった。
よ‐さむ【夜寒】
夜の寒さ。特に、秋が深まって夜の寒さが強く感じられること。また、その季節。《季 秋》「あはれ子の—の床の引けば寄る/汀女」
よし
[間助]《間投助詞の「よ」「し」を重ねたもの。上代語》種々の語に付いて、文節末に置かれる。語勢を強め、感動の意を表す。→やし「はしき—我家(わぎへ)の方ゆ雲居立ち来(く)も」〈景行紀・歌謡〉
よしこの
「よしこの節」の略。
よしこの‐ぶし【よしこの節】
江戸後期に流行した俗謡。潮来節(いたこぶし)から出たといわれ、七・七・七・五の4句の歌詞で、内容・形式は都々逸(どどいつ)に似る。曲名は囃子詞(はやしことば)の一節から。
よしだ‐ならまる【吉田奈良丸】
[?〜1967]浪曲師。2世。奈良の生まれ。優美な節調が評判をよび、「奈良丸くずし」という歌謡まで流行。明治から大正にかけて桃中軒雲右衛門と人気を二分した。