りんせい‐ぶし【林清節】
歌念仏の一派。寛文〜元禄(1661〜1704)ごろに京都で活躍した日暮(ひぐらし)林清が創始。浄瑠璃各派の曲節にも取り入れられた。
りんぜつ【輪舌/倫説/林雪/林説】
俗箏(ぞくそう)・筑紫箏(つくしごと)などで、特に細かい手法を用いる純器楽曲の曲名。のちの「乱(みだれ)(乱輪舌)」の原形とされるもので、三味線・一節切(ひとよぎり)などにも移されている。
リンパ‐きゅう【リンパ球】
白血球の一。骨髄で生成され、リンパ節・胸腺などで分化・成熟・増殖し、免疫を担当する。B細胞(Bリンパ球)・T細胞(Tリンパ球)がある。
リンパ‐けい【リンパ系】
リンパ管およびリンパ節・脾臓(ひぞう)・胸腺などの器官の総称。
リンパせつ‐えん【リンパ節炎】
細菌などによるリンパ節の炎症。腫(は)れ・熱感・痛みなどがある。
リンパせつ‐しゅ【リンパ節腫】
リンパ節が異常にはれ、固くなっている症状。慢性のリンパ節炎や癌(がん)などでみられる。
リンパ‐せん【リンパ腺】
⇒リンパ節
リンパ‐ふしゅ【リンパ浮腫】
リンパの流れが滞り、皮下にリンパ液が貯留してむくみが生じる状態。癌(がん)の手術でリンパ節を切除した後や、放射線治療の後遺症として発症することがある。
リンパみゃくかんきんしゅ‐しょう【リンパ脈管筋腫症】
平滑筋様の腫瘍細胞が肺・リンパ節・腎臓などで増殖する病気。主に妊娠可能な年齢の女性に発症する。指定難病の一つ。LAM(ラム)(Lymphangioleiomyomatosis)。
リンホカイン【lymphokine】
抗原を認識したT細胞で生成・放出され、免疫反応を調節する物質の総称。マクロファージ遊走阻止・活性化因子、T細胞増殖因子(インターロイキン2)、B細胞増殖因子、インターフェロンなどがある。