わすれ‐ばな【忘れ花】
時節を過ぎて咲く花。返り花。《季 冬》「蒲公(たんぽぽ)の—あり路の霜/蕪村」
わたらせ‐ゆうすいち【渡良瀬遊水地】
茨城・栃木・群馬・埼玉の4県にまたがる遊水地。アシやオギなどを主体とする本州最大級の湿地が広がる。三つの調節池からなり、面積は約29平方キロメートル。平成24年(2012)ラムサール条約に登録された。
わたり‐どり【渡り鳥】
1 繁殖する地域と非繁殖期を過ごす地域とが離れていて、毎年決まった季節にその間を往復移動する鳥。ふつう南北方向に移動し、日本では、越冬するカモ・ハクチョウなどの冬鳥、繁殖するツバメ・カッコウなど...
わた・る【渡る/渉る】
[動ラ五(四)] 1 間を隔てているものの一方から他方へ越えていく。「浅瀬を歩いて—・る」「橋を—・る」「廊下を—・る」 2 船や飛行機で海外へ行く。また、海外から来る。鳥が繁殖地と越冬地の間を...
わ‐ぶし【輪節】
生糸にみられる小さな輪形の節。
笑(わら)い三年(さんねん)泣(な)き三月(みつき)
義太夫節の稽古では、笑い方のほうが泣き方よりずっと難しいということ。
わらじ‐むし【草鞋虫】
等脚目ワラジムシ科の甲殻類の総称。落ち葉などの間などにすむ。体長約1センチ、平たい紡錘形で体節が並び、灰褐色。おめむし。ぞうりむし。
わらわ【童】
1 束ねないで、垂らしたままの髪。童形の髪。また、そうした10歳前後の子供。童児。また、童女。わらべ。「清げなる—(=童女)などあまたいで来て」〈源・若紫〉 2 使い走りの子供。召使い。「例の御...
わらわ‐ぐるま【童車】
五節(ごせち)の童女(わらわ)が乗る牛車(ぎっしゃ)。
わらわ‐ごらん【童御覧】
五節(ごせち)の3日目である陰暦11月中(なか)の卯(う)の日に、五節の舞姫の付随の童女と下仕えの女房を清涼殿に召して天皇が観覧した儀式。