そく‐し【足糸】
イガイ・アコヤガイなどの二枚貝が岩などに付着するために出す糸状の分泌物。
そめ‐いと【染(め)糸】
染めた糸。色糸。
そもう‐し【梳毛糸】
梳毛でつむがれた糸。
ぞべ‐いと【ぞべ糸】
片撚(かたよ)りをした細い絹のしつけ糸。主に和裁に用いる。
たいま‐し【大麻糸】
アサの繊維から作った糸。
たき‐の‐いと【滝の糸】
滝の水が筋をなして落ちるようすを、糸が垂れ下がるのに見立てていう語。滝の白糸。「流れくるもみち葉見れば唐錦—もて織れるなりけり」〈拾遺・冬〉
たき‐の‐しらいと【滝の白糸】
「滝の糸」に同じ。「春来れば—いかなれや結べどもなほあわに見ゆらむ」〈拾遺・雑春〉 [補説]戯曲名別項。→滝の白糸
たきのしらいと【滝の白糸】
戯曲。泉鏡花の小説「義血侠血」を脚色したもの。明治28年(1895)川上音二郎一座により浅草座で初演。滝の白糸とよばれる水芸人と向学の青年村越欣也の悲恋物語。新派の代表狂言の一。
たこ‐いと【凧糸】
凧揚げに用いる、よりの強い太い木綿糸。
たたみ‐いと【畳糸】
畳表や縁(へり)などを縫うのに用いる、青麻で作った太い糸。