は‐いと【羽糸】
1 縒(よ)りをかけない生糸。 2 ⇒単糸(たんし)
はす‐いと【蓮糸】
ハスの繊維で作った糸。俗に、極楽往生の縁を結ぶという。はすのいと。
はす‐の‐いと【蓮の糸】
「はすいと」に同じ。「—にて織れる袈裟(けさ)なり」〈発心集〉
はた‐いと【機糸】
機を織るのに使う糸。
はちす‐の‐いと【蓮の糸】
ハスの茎や葉からとれるという糸。極楽往生の縁を結ぶとされる。「この世より—に結ぼほれ西に心のひく我が身かな」〈新続古今・八〉
はや‐いと【早糸】
糸車と紡錘(つむ)とに掛け渡す糸。調べ糸。早緒(はやお)。
ばっ‐し【抜糸】
[名](スル)手術した切り口が癒着したあと、そこを縫い合わせていた糸を抜き取ること。
ばつ‐いと【抜糸】
「抜糸(ばっし)」を、同音の「抜歯」と区別するためにいう語。
ひかげ‐の‐いと【日陰の糸】
大嘗祭(だいじょうさい)などの神事に、冠の笄(こうがい)の左右に結んで垂らした青色または白色の組糸。
ひら‐いと【平糸】
「釜糸(かまいと)」に同じ。