い【蜘糸】
クモの糸。クモの巣。「泉ともいさや白波立ちぬれて下なる草にかけるくもの—」〈源順集〉
いち‐の‐いと【一の糸】
三味線・琴などの第一の弦。最も太く、調子は最も低い。
いっ‐し【一糸】
1 1本の糸。または、きわめてわずかなことのたとえ。 2 長さ・重さや割合などの単位。→糸(し)
いと【糸】
1 天然、または人造の繊維を細長く引きのばしてよりをかけたもの。織物糸・縫い糸・編み物糸など。「—をつむぐ」 2 細長く1のようになっているもの。「クモの—」 3 琴または三味線などの弦楽器の弦...
いろ‐いと【色糸】
1 種々の色に染めた糸。 2 三味線の糸。また、三味線。
うち‐いと【打(ち)糸】
篦(へら)でたたいて固く組んである組紐(くみひも)。
うみにゆらぐいと【海にゆらぐ糸】
大庭みな子の短編小説。昭和63年(1988)「群像」誌に発表。翌平成元年(1989)、第16回川端康成文学賞受賞。
うるし‐いと【漆糸】
1 鳥の子紙に色漆を塗って細く切り、綿糸に巻きつけた糸。織物の横糸に使う。 2 絹糸に漆加工を施した釣り糸。
えん‐し【鉛糸】
一端に鉛のおもりをつけた糸。測量などで、鉛直方向を知るために使用する。
おり‐いと【織(り)糸】
布を織るために用いる糸。