かさん‐し【家蚕糸】
蚕の繭から採った糸。生糸(きいと)。
かざり‐いと【飾り糸】
反物や仕立物に、飾りとして束ねてとじつける色糸。また、飾りにするために何本もの色糸をより合わせたり、1本の糸を種々の色に染め分けたりしたもの。
か‐し【花糸】
雄しべの、葯(やく)を支える糸状の柄。
カシミア‐いと【カシミア糸】
1 カシミア山羊の毛を紡いだ糸。 2 高級服地、ショールなどを織るための細い梳毛糸(そもうし)。
かせい‐きんし【仮性菌糸】
⇒偽菌糸
かせ‐いと【桛糸/綛糸】
1 かせから外して束にした糸。かせ。 2 綿紡績糸・ガス糸などの俗称。
かた‐いと【片糸】
2本の糸をより合わせて1本にするときの、その片方の糸。多く片思い、弱い、はかないの意をこめて使われる。片緒。「河内女(かふちめ)の手染の糸を繰り返し—にあれど絶えむと思へや」〈万・一三一六〉
かたより‐いと【片撚り糸】
片撚りにした糸。
カタン‐いと【カタン糸】
《カタンはcotton》ミシン用の細い木綿糸。縒(よ)りをかけた糸にガス焼き・漂白・ろう引きなどの加工を施したもの。
かべ‐いと【壁糸】
強く縒りをかけた糸を、平糸に巻きつけるように縒り合わせた糸。壁縮緬(かべちりめん)・壁御召(かべおめし)などの横糸に使う。