こころのなぞとけたいろいと【心謎解色糸】
歌舞伎狂言。世話物。5幕。4世鶴屋南北・2世桜田治助らの合作。文化7年(1810)江戸市村座初演。小糸(こいと)佐七物の一つで、先行の義太夫節「糸桜本町育(いとざくらほんちょうそだち)」の書き替え。
こと‐いと【琴糸】
琴に張る糸。琴の緒。琴の弦。
この‐いと【此の糸】
《「紫」という字を「此」と「糸」に分けて読んだ文字遊び》紫をしゃれていう語。江戸時代の遊女の源氏名などにみられる。
こまち‐いと【小町糸】
木綿の手縫い糸。ガス糸を2本より合わせたもので、光沢があり高級木綿を縫うのに使われる。
こまより‐いと【駒撚り糸】
強く撚りをかけた諸撚(もろよ)り糸。
こん‐いと【紺糸】
紺色の糸。こういと。
こんぼう‐し【混紡糸】
混紡にした糸。例えば、木綿と羊毛、綿糸と絹糸をまぜて紡績した糸など。
コーマ‐し【コーマ糸】
《combed yarn》細番手の高級綿糸のこと。美しい光沢があり丈夫である。
ごしき‐の‐いと【五色の糸】
青・黄・赤・白・黒の5種の色をした糸。念仏者が臨終のときに阿弥陀仏の像の手から自分の手に掛け渡した糸。この糸によって極楽浄土に導かれるとされた。
ゴム‐いと【ゴム糸】
ゴムを糸状にしたもの。