まつかわ‐びし【松皮菱】
《松の樹皮の割れに似るところから》 1 紋所の名。大きい菱の上下に、小さい菱を重ね合わせた形のもの。 2 文様の名。大小の菱形を連続させたもの。
まつ‐ば【松葉】
1 松の木の葉。 2 紋所の名。松の葉を図案化したもの。 3 「松葉色」の略。「青色の—上の衣の柳がさね着」〈宇津保・吹上上〉
まと【的】
1 弓や銃砲などの発射の練習の目標にする道具。円形・方形など各種あるが、普通は中央に黒点を描いてある。標的。「—をねらう」 2 ㋐物事をするときの目標・対象。めあて。「非難の—になる」「受験校の...
ま‐もり【守り/護り】
1 守ること。特に、戦い・スポーツ・ゲームなどで相手の攻撃に備えること。守備。「—を固める」「国境の—」 2 守備を重視すること。また、一般に消極的になること。「—の野球」「—に入る」 3 神仏...
まん‐じ【卍/卍字/万字】
1 インドのビシュヌ神の胸の旋毛を起源とする瑞兆の相。仏教に入り、仏の胸など体に現れた吉祥の印の表象となった。日本では、仏教や寺院の記号・紋章・標識として用いる。 2 紋所の名。1を図案化したも...
みぎ‐どもえ【右巴】
紋所の名。巴の右巻きのもの。
みつ‐うろこ【三つ鱗】
紋所の名。二つの三角形を並べて上に一つの三角形を重ねたもの。北条氏の紋所として有名。
みつ‐おうぎ【三つ扇】
紋所の名。開いた3枚の扇を、要(かなめ)を中心に丸く三方に並べたもの。
みつ‐かなわ【三つ鉄輪】
1 紋所の名。三つの輪を図案化したもの。 2 「三つ鼎(がなえ)」に同じ。「—でもう一度ここで言うて下さんせ」〈伎・幼稚子敵討〉
みつ‐がしわ【三柏/三槲】
1 ミツガシワ科の多年生の水草。山地の湿原に自生。太い根茎が横にはい、葉は3枚の小葉からなる複葉で厚く、柄が長い。夏、葉の間から約30センチの花茎を伸ばし、白い花を総状につける。花びらは五つに裂...