かみこ‐ずきん【紙子頭巾】
紙子紙で作った防寒用の頭巾。浪人などがかぶった。
かみこ‐ぞめ【紙子染(め)】
紙子紙を染めること。また、その染めたもの。
かみこ‐ばおり【紙子羽織】
紙子紙で作った羽織。隠者・浪人が着た。
かみこ‐ろうにん【紙子浪人】
いつも紙子を着ているような貧乏な浪人。「その隣はむつかしき—」〈浮・胸算用・一〉
かみこん‐しき【紙婚式】
結婚1年目を記念して行う式。→結婚記念式
かみ‐コンデンサー【紙コンデンサー】
⇒ペーパーコンデンサー
かみ‐ごま【紙駒】
《「かみこま」とも》三味線の音を小さくするために使う紙製の駒。
かみさげ‐むし【紙下げ虫】
便所にわく蛆(うじ)。4月8日に、甘茶ですった墨で「ちはやぶる卯月八日は吉日よ紙下げ虫を成敗ぞする」と書いて便所に逆さにはっておくと、上がって来ないという俗信があった。→除(よ)けの歌
かみ‐ざ【紙座】
中世、紙の製造・販売についての特権を幕府や本所(ほんじょ)に承認されて独占した職業集団。
かみ‐ざいく【紙細工】
紙で細工すること。また、その細工物や、細工をする人。