ま‐し【麻紙】
麻布または麻の繊維を原料として漉(す)いた紙。古代、写経などに用いられた。
マット‐し【マット紙】
《matte paper》光沢のない印刷用紙。紙の表面につや消しのためのコーティングが施されている。無光沢紙。
まつかわ‐がみ【松皮紙】
1 檀紙(だんし)の異称。 2 ⇒松葉紙(まつばがみ)
まつ‐がみ【松紙】
松葉色に染めた紙。「青紙、—」〈宇津保・あて宮〉
まつば‐がみ【松葉紙】
松葉のような形をした細かいものを漉(す)き込んだ紙。松皮紙。
まにあい‐がみ【間に合い紙】
幅が半間(約91センチ)ある、ふすま・屏風(びょうぶ)用の鳥の子紙。古来、兵庫県西宮市名塩の特産品。
マニラ‐し【マニラ紙】
マニラ麻を原料として製造した淡褐色の強力紙。荷札・包装紙などに用いる。現在では化学パルプを原料とする。
まんねん‐がみ【万年紙】
文字などを書いたあと、拭き取れば何回でも使えるようにした紙。厚紙に漆を塗って製する。まんねんし。
みす‐がみ【御簾紙/三栖紙/美栖紙】
奈良県吉野から産する和紙。コウゾを原料とする上質の薄様紙で、懐紙・表具用紙などとする。みす。
みちのく‐がみ【陸奥紙】
陸奥産の檀紙。また、檀紙のこと。みちのくにがみ。