なま‐じめ【生締】
歌舞伎の鬘(かつら)の一種で、髷(まげ)を油で棒状に固めたもの。石切梶原や佐々木盛綱・熊谷直実など時代物の分別ある武士の役に用いることが多いので、これらの役柄をもさす。
なめくじ【蛞蝓】
腹足綱ナメクジ科の軟体動物。陸生の巻き貝であるが、殻をもたず、体長6センチくらい。体は細長く、前端に触角があり、体表は粘液に覆われる。湿った所を好み、野菜などを食害。塩をかけると水分が出るため体...
なめくじ‐うお【蛞蝓魚】
頭索綱ナメクジウオ科の原索動物。浅海にすみ、全長約5センチ。魚に似るが、頭も目もはっきりせず、体は淡桃色で透明。あごがなく、吸い込んだ水を濾(こ)して栄養を摂取する。神経はあるが、脳はない。脊索...
なわ【縄】
1 麻・わらなどの植物繊維や化学繊維をより合わせて作った、細長いひも。物を縛ったりつないだりするのに用いる。「—をなう」 2 罪人を縛るための縄。捕縄(ほじょう)。とりなわ。 3 田畑の面積を間...
なんこつ‐ぎょるい【軟骨魚類】
軟骨魚綱の脊椎動物。円口類・硬骨魚類とともに広義の魚類を構成する一群。骨格が軟骨からなる。海産種が多く、板鰓(ばんさい)類(サメ・エイ類)と全頭類(ギンザメ類)に分けられる。
にしな‐さんこ【仁科三湖】
長野県大町市にある木崎湖・中綱湖(なかづなこ)・青木湖の総称。フォッサマグナ上にできた断層湖。
にしのうみ‐かじろう【西ノ海嘉治郎】
力士。 (初代)[1855〜1908]第16代横綱。薩摩(さつま)の人。本名、小園嘉次郎。明治中期に活躍。番付に「横綱」と明記されたのは、西ノ海が最初。引退後、年寄井筒。→第15代横綱梅ヶ谷 ...
にじゅうしちねん‐テーゼ【二十七年テーゼ】
1927年、コミンテルンが決定し、日本共産党が採択した「日本問題に関する決議」の通称。当時の日本資本主義を分析し、当面する革命の性格と党の任務を明確にした最初の綱領的文書。→三十二年テーゼ
に‐は
[連語] 《格助詞「に」+係助詞「は」》 1 「に」の付いた部分を強める意を表す。「僕—わかっている」「ここ—ない」「わざわざ出向く—当たらない」「水の底—大綱あるらん」〈平家・九〉 2 敬意...
にほんかがくぜんしょ【日本歌学全書】
佐佐木弘綱と信綱の共同編著による和歌の叢書。全12巻。明治23年(1890)から明治24年(1891)にかけて刊行。