ちた‐もめん【知多木綿】
愛知県知多半島産の晒(さら)し木綿。手拭(てぬぐい)地・絞り地などに用いる。知多晒し。
ちゃ‐いしわた【茶石綿】
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ち‐わた【血綿】
芝居の小道具の一。傷口から血が出たように見せるために使う赤く染めた綿。
ちん‐わた【賃綿】
賃銭を取って綿を摘んだり繰ったりすること。また、その綿。
つみ‐わた【摘(み)綿/紡綿】
真綿を平らにひきのばしたもの。小袖の綿入れなどに入れる。
てんじく‐もめん【天竺木綿】
《初めインドから輸入したところからいう》平織りで、やや厚手の木綿織物。テーブル掛け・敷布・足袋の裏地などに用いる。
てん‐めん【纏綿】
[名](スル) 1 からみつくこと。「蔦(つた)が木に—する」「選手の移籍に—する問題」 2 複雑に入り組んでいること。「其娘さんはある—した事情のために」〈漱石・行人〉 [ト・タル][文]...
とう‐もめん【唐木綿】
江戸時代、外国から輸入された木綿。糸が細く、織り幅が広い。
とう‐わた【唐綿】
キョウチクトウ科の一年草。高さ60〜90センチ。葉は長楕円形で先がとがる。夏、赤い花が咲き、実が熟して裂けると、白い毛をもつ種子が出る。南アメリカの原産で、観賞用。
とろ‐めん【兜羅綿】
《「とろ」は、梵tûlaの音写。綿花の意》綿糸にウサギの毛をまぜて織った織物。色はねずみ色・藤色・薄柿色などが多く、もと舶来品。のちには毛をまぜない和製のものもできた。