あお‐ざし【青緡/青繦/青差】
青く染めた麻縄の銭差(ぜにさし)。また、それに差した銭。江戸時代、特に公儀から下賜するときに用いた。
かん‐ざし【貫緡/貫差】
銭1貫文をつらぬく緡(さし)。また、緡につらぬいた1貫文の銭。実際には960文で、1貫文として通用した。
さし【刺(し)】
1 「米刺(こめさ)し」に同じ。 2 (「緡」とも書く)江戸時代、保管・携帯のため穴あき銭に通して用いた麻縄。ぜにさし。 3 「刺し身」の略。「いか—」
ぜに‐さし【銭差/銭緡/繦】
穴あき銭をまとめておくための、わらや麻のひも。百文差・三百文差・一貫文(千文)差などがあった。さし。ぜになわ。
ひゃく‐ざし【百緡】
江戸時代、一文銭100枚を通した緡(さし)。